BL紹介(ネタバレなし)その2
ネタバレなし、裏表紙に載っているあらすじの内容までしか書きません。
※そのためプレイ内容を省略することがあります。
収録話・5段階評価(ストーリー、絵、えろ度)・プレイ内容・感想を書いていきます。
気に入っている作品を主に載せるので、評価は全体的に高めになると思います。
【僕らの最大公約数/嘉島ちあき】
収録話
僕らの最大公約数①②③④ ※④が前・後編に分かれているので実質5話
花とうさぎ(ケモ耳特集アンソロに掲載したものを収録)6ページ
おまけマンガ(僕らの最大公約数 番外編)7ページ
→花とうさぎに収録されている「僕らの最大公約数」に続く
ストーリー:★★★★★
絵:★★★★☆
えろ:★☆☆☆☆
前作「花とうさぎ」に掲載された読み切り作品だったものが人気で、続きが単行本になったようです。
なんと1話しかやってません。その1話は濃厚にしてくれているのと、純愛系も好きなのとで私にとっては満足な一冊でしたが、裏表紙のあらすじを見ると全編がっつりそうな雰囲気を出しているので、そういうテンションで買うと拍子抜けかもしれません。
ですが、どの話もストーリーが良く癒されます。(もともとストーリーに定評のある人気作家さんです。)特に4話は中学生時代の付き合うまでの話で、BLにありがちな男同士で惹かれあう葛藤が丁寧に描かれていて、これぞBLの醍醐味だなぁときゅんきゅんしました。
クールなたっちゃんと、おバカな翔平。予想に反してたっちゃんが受けでギャップがとても可愛いです。
【いびつな恋のシーソーゲーム/嘉島ちあき】
収録話
いびつな恋のシーソーゲーム①②③④⑤
描き下ろし(いびつな恋のシーソーゲーム 番外編)5ページ
ストーリー:★★★★☆
絵:★★★★☆
えろ:★★☆☆☆
拘束/誘い受け
最大公約数と同じ先生の作品です。私はこちらを先に購入し、気に入ったので最大公約数も購入しました。
泥棒と刑事のお話です。須堂刑事は、体の関係と引きかえに、泥棒グレイから盗んだものを返してもらっています。(グレイが誘い受け)
ストーリーが非常にテンポ良く、グレイ専任捜査官なので毎回毎回いつの間にかそーゆーことになっている不憫な須堂刑事。逃れられない運命なのが可哀想で可愛いです。そしてやることだけやって、悪びれずに無邪気な笑顔で騙して帰っていくグレイも憎めないです。
これ以上はネタバレになるので書けませんが、絵柄もストーリーも好き嫌いの分かれる作品だと思います。わたしは気に入っているので評価も高くつけていますが、Amazonでのレビューでは賛否両論あります。ネタバレ平気な方は購入前にレビューを読まれたほうがいいと思います。
BL紹介(ネタバレなし)その1
お気に入りのBL紹介です。
ブログを持ったらやってみたかったので、ちょっとわくわくしています。
ネタバレなし、裏表紙に載っているあらすじの内容までしか書きません。
※そのためプレイ内容を省略することがあります。
収録話・5段階評価(ストーリー、絵、えろ度)・プレイ内容・感想を書いていきます。
気に入っている作品を主に載せるので、評価は全体的に高めになると思います。
【好きな人ができました/あおいれびん】
収録話
好きな人ができました①②
好きな人がいます①②③
ボクらの場合(好きな人がいます番外編 描き下ろし)3ページ
ストーリー:★★★★☆
絵:★★★★☆
えろ:★★★★☆
女装/鏡プレイ
お友達の美人レイヤーさんにすすめられて購入しました。絵がとても綺麗で、ストーリーの背景というか場面というかシチュエーション(学園祭や雪などの設定)の描き方が素敵で、雰囲気を楽しめる作品です。
『好きな人ができました』は、アニオタの冬埜がアニメ同好会(部員は冬埜だけ)の存続をかけて女装で学祭のミスコンに出ることになります。美術部の松永先輩がコーチを申し出てくれ、色気を出す練習のためにデートをしているうちにキスしてしまい、そのまま…というお話です。
ストーリーは王道ですが、登場人物の性格が魅力的で引き込まれました。受けの冬埜がすごく可愛く、また松永先輩がクールで草食っぽい雰囲気なのに意外と強引で堪らないです。
『好きな人がいます』は、お互いを愛する双子の月と星、そこに関わる太刀掛くんとの葛藤を描いたお話です。本編では太刀掛の性格が掴みにくかったのですが、番外編の太刀掛くんがいいキャラでクスッとしました。それを踏まえてもういちど読み直そうと思います。
【いくじなしのスペクテイター/山本アタル】
収録話
いくじなしのスペクテイター
いくじなしのアコンプリス
いくじなしのアンダードッグ
いじめてウサギくん①②③④
描き下ろし(いじめてウサギくん 番外編)9ページ
ストーリー:★★★★★
絵:★★★★★
えろ:★★★★★
覗き見/3P/剃毛/ドS/ドM
先に言うと、私は信者と言えるほど山本アタル先生の作品を狂愛しております。
前作の『偽×恋ボーイフレンド』が可愛い・和み系な感じだったのですが、こちらはマニアックなシチュエーションです。そのためツイッターやAmazonでは前作のほうが好きという感想が多いです。
が、私は断然こっち派です。(もちろん前作も大好きで何回も読み返しています)
『いくじなし』シリーズは、生意気で性格の悪い十鳥が、これまた性格悪いヤンキーの朝比奈に暴言を吐いたことから始まった二人の関係を、冴えない伏見が指をくわえて覗き見するお話です。
最初は「これ伏見いるの?」って思ったのですが、なかなか良い立ち位置でエッセンスになっています。十鳥も朝比奈も何を考えてるかわからない、ただ体の関係だけが存在するという複雑な状況を、読者は伏見の立場からもやもやと見守るんです。
結末のモノローグが大好きで、ふとしたときに見たくなって本を開き、そこだけ読んだ後、結局もういちど本編も読みたくなって何回も何回も読んでしまいます。
『いじめてウサギくん』も、ヤンキーと可愛い系男子のお話です。ドMの主人公がドSの攻めに振り回されるラブコメっぽいストーリーで、いくじなしシリーズとは違った魅力があります。
とにかく山本アタル先生の作品はラストが秀逸です。ラストに繋がる絵や、コマのスピード感、セリフなどがものすごく良いです。買って後悔しない作家さんです。
まだ単行本としては2タイトルしか出されていないのが残念ですが、アンソロジーに掲載されている話も良いので、早く単行本化されるのを楽しみにしています。
↓ちなみに前作「偽×恋ボーイフレンド」の1話の途中まで、Kindleで無料で読めます。試しに読んでみてください。
↓単行本も、Kindleだと電子限定の描き下ろしが入っているみたいなので、再購入するか考え中です。
偽×恋ボーイフレンド【電子限定かきおろし付】 (シトロンコミックス)
- 作者: 山本アタル
- 出版社/メーカー: リブレ出版
- 発売日: 2014/09/23
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